社内勉強会
セリンクロ錠
2019.03.04今回は、アルコール依存症飲酒量低減薬 セリンクロ錠について、大塚製薬さんより説明して頂きました。
アルコール依存症では、アルコールによる快を求めて飲酒量や飲酒頻度が増大するために、アルコールによるμオピオイド受容体のシグナル伝達が増強します。
生体には生理的な状態を維持しようとする代償機構があるために、慢性的なμオピオイド受容体のシグナル伝達増加に対し代償的にkオピオイド受容体のシグナル伝達が増強します。
この結果、不快の情動が高まり、この不快感回避の為に飲酒欲求が強まります。
この2つのシグナル伝達を介した飲酒欲求の高まりによって飲酒コントロールの不良が引き起こされます。セリンクロは、選択的オピオイド受容体調節薬であり、シグナル伝達を調整すると考えられています。
セリンクロは、飲酒前に服用することで効果を発揮します。
また、継続服用することで飲酒量低減効果は治療早期から認められ、効果も持続します。
アルコール依存症に悩む方の治療薬に、また一つ選択肢が増えました。
今後も、患者様のスタイルに沿った服用方法を進められるよう、定期的に開かれる勉強会に取り組んでいきます。
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