株式会社ツムラさんにこの季節注目の漢方薬についてお話を伺いました。

薄着になる初夏は冬の間に蓄えた脂肪が気になりますよね。

防風通聖散は脂肪を分解したり燃やしたり、食欲を抑えたりすることで、体力がある太鼓腹タイプの方に効果があります。体力が弱い多汗症の水太りタイプの方には防已黄耆湯が使われます。効果が実感されるまでに時間がかかりますので、1か月以上は様子を見てください。

肥満症は高血圧、高脂血症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群などを合併してくる病気なので、まずは生活習慣を整え、それでもうまくいかないときは漢方薬も上手に利用しましょう。

他に夏によく使われる漢方薬として、下記のような処方があります。

清暑益気湯→暑気あたり、夏やせ

補中益気湯→夏やせ、食欲不振、感冒

六君子湯→食欲不振、消化不良、胃炎

五苓散→暑気あたり、下痢、急性胃腸カタル、嘔吐

漢方薬でも副作用はありますので、医師や薬剤師に相談の上で安全に服用してください。

当薬局では地域の皆様の健康相談にも応じています。薬について不安に思っていることや、困っていることがありましたら、

いつでも気軽にお立ち寄りください。