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フィコンパ錠について

2018.04.05

先日、新しい話題を盛り込んだ講演会の動画を使ってフィコンパの勉強会を行っていただきました。

 

~フィコンパ錠とは~~

てんかんは脳神経の慢性疾患で、主な治療方法は薬物療法です。

多くの抗てんかん薬の中から患者ごとに適切な薬剤を選択し、用量調節を行うことが大切です。

部分発作にはカルバマゼピン・レベチラセタム、全般発作にはバルプロ酸ナトリウム・ラモトリギンが第一選択薬として使用されます。

また、単剤で十分な効果が認められない場合のファーストアドオンとしては、

ペランペネル(フィコンパ)・ラコサミド・ゾニサミドが選ばれています。

特にフィコンパは後シナプスのAMPA受容体に拮抗する新しい作用機序の薬なので、

併用による効果が期待できます。

一日2mgより服用を開始し、一週間~(メーカー推奨一カ月)ごとに2mgずつ漸増することがすすめられていて、最大量は12mgです。

眠気・めまいなどは服用を続けることにより軽減されますが、攻撃性の副作用には注意が必要で、

減量・休薬を考慮しなければいけません。

 

以上の説明を受け、『処方通りの用法用量を守っていただく』ことの重要性を再認識しました。

服薬状況が思わしくない方にはアドヒアランス向上のため、下記3点を意識して投薬を行ってまいります。

①飲み間違えのないように一包化する

②どういう状況の時に服用を忘れることがあるのかを聞き取る

③どのように対処すれば服用忘れがなくなるのかを患者と一緒に考える

 

 

 

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